売上UPを目指す！楽天市場でのSEO対策とは？

2023年7月19日

利用者の多い楽天市場は、自社商品を購入してもらうための集客経路として非常に活躍します。

しかし、利用者が多い分、比例するように販売している商品数も多いです。

そのため自社商品をより多く表示されるためには、自社商品を上位に表示するための楽天SEO対策に取り組む必要があります。

自社商品が検索時に上位に表示されることで、購入機会を増やし、売上UPにも繋がります。

この記事では、検索順位を上げるための具体的なSEO対策方法について紹介します。

楽天市場で売上アップを目指したい方や、販売しているけれど上位に表示されない方は、ぜひ参考にして運用してみてください。

楽天SEOとは

楽天SEOとは、「楽天エンジン最適化」とも呼ばれており、商品を検索した際にページの上位に表示をさせるための対策です。

そもそもSEO対策は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、上位に記事表示させる施策方法です。

上位に表示された場合は、クリック率が上がるだけでなく売上アップも期待できます。

楽天SEO対策も、GoogleやYahoo!などとアルゴリズムは異なりますが、考え方は似ています。

商品を探す時は、目的のものを楽天検索窓に入れますが、見るところは上位順位のみで全ての商品を確認することは少ないです。

そのため、検索した際、下位に表示されているものは、見てもらえない可能性が高いでしょう。

楽天SEOで検索順位を上位にして、ユーザーの目に留まりやすくすることで、アクセス数や売上アップの効果も期待できるでしょう。

もちろん、楽天市場で販売をしている他社もSEO対策しているため、競合他社に埋もれないためにも、後ほど紹介する楽天SEO対策をとってみてください。

楽天SEO対策が必要な理由

楽天SEO対策が必要な理由は、ページを上位に表示したり、アクセス数を上げたりする以外にも次のような3つの理由があります。

利用者が多い楽天サーチは重要な集客経路
費用を抑えて集客がしやすい
商品の露出度が増える

対策が必要な理由を知ることで、より一層施策を取り組む目的ができるでしょう。

利用者が多い楽天サーチは重要な集客経路

楽天サーチとは、利用者が多いので商品の露出を増やして、店舗へ誘導することで集客に繋がり、売上アップが期待できます。

楽天市場だけではなくAmazonなどのネットショップで商品を探すユーザーは、明確な目的を持ち、購買意欲も高いです。

楽天サーチは、検索窓で探している機能を入力すると、数多くの商品から近しいものを表示してくれます。

検索順位で上位に表示されると、購入意欲の高いユーザーの目に止まりやすく、ページのクリック率も上がります。

また、商品ページから店舗のページへ誘導できる可能性もあり、他の販売している物の購入に繋がる場合もあるでしょう。

このように、目的を持って検索しているユーザーは、購入意欲が高いので楽天SEO対策では重要な集客経路と言えるでしょう。

費用を抑えて集客がしやすい

楽天SEO対策は、広告の利用をせずに検索順位の上位化を目指す対策なので、上位化すると費用を抑えて集客がしやすくなるメリットがあります。

楽天市場で上位表示をさせるためには、広告を利用する方法もありますが、費用が発生してしまいます。

特に、多くの消費者が検索するビッグキーワードは広告で上位に表示させるためには、より費用がかかるので利益率を下げてしまうことになります。

その点、楽天SEO対策で上位化すると、利益が減るのを抑えて集客ができるため、楽天市場で自社商品を販売する上では欠かせないものと言えるでしょう。

後ほど、SEOの対策方法やポイントを紹介します。

商品の露出度が増える

楽天SEO対策は、検索順位の上位に自社商品を表示するので、露出度が増えて目に止まりやすく、売上アップが期待できます。

利用する母数が多い楽天市場で、目に止まりやすいということは、例え一人が購入しなくても他の人が購入する可能性が高いです。

楽天市場の1ページ目に表示される数は45商品で、数多くある中で、ユーザーが全ての商品を確認することは少ないでしょう。

そのため、上位のページに表示させて露出度を増やすことは、認知向上に繋がり、商品が購入してもらいやすくなります。

露出度が増えれば、商品の詳細を知るためのページクリックも増えます。

楽天SEO対策で、商品の露出度を増やし、クリック率・注文数を向上させましょう。

楽天SEOの対策方法

続いて、具体的な楽天SEO対策方法8選を徹底解説します。

商品名や説明文にキーワードを入れる
季節やイベントに応じたキーワードを入れる
サジェストキーワードやスモールワードを活用する
ユーザーのニーズに合わせた商品ページを作成する
楽天市場のホットキーワードを入れる
ディレクトリIDとタグIDを全商品分設定する
レビュー数を増やす
クーポン配布やRPP広告を活用する

楽天SEO対策は、上位の検索ページに表示させるのに欠かせません。

ポイントを抑えて、上位ページに自社商品を表示させるための施策を取りましょう。

商品名や説明文にキーワードを入れる

楽天SEO対策では、商品名や説明文に適切なキーワードを入れて、どのような商品か分かりやすくしましょう。

商品名や説明文に入れるキーワードは、専門用語ではなく、楽天サーチでユーザーが検索する言葉です。

ユーザーは、検索窓に入れるキーワードとして「おしゃれ」や「かわいい」といった分かりやすいキーワードを入れます。

そのため、説明文や商品に難しいキーワードを入れても、上位ページに表示されにくいです。

また、商品名のキーワードは単純に入れるだけでなく、左詰めにして入れましょう。

検索結果では、前半の文字しか表示がされないので、重要なキーワードが後半に入ってしまうとユーザーからは見えません。

分かりにくいものは、クリック率も下げてしまうので商品の特徴や重要性の高いものは、タイトルの前半につけましょう。

またタイトルには「送料無料」や「第〇位」など興味を引くようなキーワードを入れるのもコツです。

重要な言葉は【】や！を活用すると、目立つようになりユーザーの目にもつきやすいです。

また、楽天市場の検索結果は、文字揺れや表記揺れによって、キーワードが別物と認識がされてしまいます。

例えば、リンゴを「林檎」や「りんご」とそれぞれ書き分けないとヒットしません。

表記揺れや文字揺れも想定して、記入をするのもポイントの一つです。

サジェストキーワードやスモールワードを活用する

サジェストキーワードは、検索窓に自動的に表示される機能で、ユーザーがよく検索するものです。

例えば、掃除機と検索窓に入れると下記のようなサジェストキーワードが表示されます。

掃除機コードレス
掃除機紙パック式
掃除機ハンディ
掃除機紙パック
掃除機シャーク
掃除機スタンド

ユーザーは、商品を検索する時に、複数のキーワードを入力して探します。

サジェストキーワードは、目的に合った商品が見つけやすいように自動的に表示されます。

商品ページにサイズや特徴など、ユーザーが求める内容のものを記載しておきましょう。

また、サジェストキーワードだけでなく、スモールキーワードも同様です。

スモールキーワードと、検索ボリュームの少ないもので、検索されにくいと感じるかもしれませんが、スモールキーワードも網羅しておくことで、競合商品との差別化が図れます。

売上実績が高い場合は、ビッグキーワードでも取れることもできますが、実績が少ない時はスモールキーワードを利用しましょう。

楽天SEO対策では、商品名や説明文にもサジェストキーワードやスモールキーワードを組み込みましょう。

季節やイベントに応じたキーワードを入れる

楽天SEO対策では、母の日やクリスマスなどの季節やイベントに応じた、ニーズが顕在化しているキーワードを入れましょう。

季節やイベントの商品は、ユーザーの購買意欲が高く、目的で探していることが多いです。

また、転換率も高いので、売上アップも期待できるでしょう。

季節やイベントに応じたキーワードを入れる時は、直前ではなく数か月前から対策をしましょう。

楽天SEO対策は、すぐに検索上位に表示はされません。

イベント時期や季節までに対策しておくことで、需要が高まる時期に合わせられます。

＜代表的なイベント＞

母の日
父の日
バレンタイン
ホワイトデー
ハロウィン
お中元
お歳暮
お正月

以上のような、イベントキーワードを説明文やタイトルに入れましょう。

楽天市場のホットキーワードを入れる

楽天市場では、よく検索されている「ホットキーワード」が確認できるので、これらは積極的に説明文などへ入れましょう。

ホットキーワードは、季節だけでなく世の中の情勢を含めた様々なものがあるため、ネットニュースやトレンドなどの内容も参考にするのもおすすめです。

ユーザーのニーズに合わせた商品ページを作成する

楽天SEO対策では、ユーザーのニーズに合わせた商品ページを作成することが重要です。

商品ページは、見やすいフォントや画像の配置もポイントとなり、特に最初に目に入る画像は、ユーザー側の購入判断材料となります。

そのため、1枚だけの画像ではなく、使用イメージが分かるような画像も複数枚入れるのがおすすめです。

また、画像は高画質なものが良いと感じやすいですが、スマホでは表示に時間がかかります。

楽天市場のガイドラインでは、画像は次のような決まりがあります。

テキストを画像全体の20%以内におさめる
白か写真と同色の背景に設定する
画像に枠線を付けない

ガイドラインは、定期的に変更されるので随時確認しておきましょう。

また、画像が荒すぎると、どのような商品か分かりにくいので、ピクセル数などをできるだけ調節しながら設定を行いましょう。

更に、alt属性も設定も忘れないようにしましょう。

最近では、ページ内に動画を入れることも多くなっています。

動画は滞在時間を延ばす点や商品の魅力を詳細に伝えやすいので最適なので、説明や使い方、ポイントなどを取り入れるのがおすすめです。

ただし、長すぎてもユーザーは飽きてしまうので、動画をページに取り入れるのであればコンパクトにまとめておきましょう。

ディレクトリIDとタグIDを全商品分設定する

楽天SEO対策では、ディレクトリIDとタグIDを全商品分設定しましょう。

ディレクトリIDとは、楽天市場の中で分類されるジャンルを指し、1つの商品につき1ジャンルだけ選択できます。

例えば、「スポーツ・ゴルフ＞ゴルフ用品＞クラブ」のようなものがディレクトリIDです。

ユーザーは、検索窓を活用するだけでなくジャンルを選択して商品を探します。

ディレクトリIDは、正しく登録すると自社商品が選択したカテゴリーに表示されます。

一方でタグIDは、ディレクトリIDと違い「青」や「麻」などの設定が可能です。

タグIDは、ユーザーが目的のジャンルを探すのに役立ち、設定していないと検索結果には表示されません。

色やブランド名など、最大32個まで細かく設定できるので、ディレクトリIDと同様に適切なものを選びましょう。

ディレクトリIDやタグIDはユーザーが商品をストレスなく探すためものになるので、楽天SEO対策においても重要なポイントです。

レビュー数を増やす

楽天SEO対策は、サジェストキーワードなどを入れるだけでなく、レビュー数も必要です。

ユーザー商品の購入を検討する際に、詳細ページだけでなく、購入者のレビューも確認します。

楽天市場でビッグキーワードを検索すると、商品の数が100以上も表示されるため、ユーザーが数多くの商品の中から目的に合ったものを選ぶ時に、判断材料の一つとしてレビュー数を確認するでしょう。

また購入を検討している商品でレビューがないものよりもある方が、安心材料にもなるでしょう。

レビュー数を増やすためには、クーポン付与やフォローメールなどを駆使していきます。

きっかけを作ることで、次回も購入してもらえる確率も上がるでしょう。

また、具体的にどのような商品なのか、動画で使い方を説明するなどでユーザーにとって良いページを作りましょう。

レビュー数が多ければ、必ず検索順位が上位に表示されるというわけではありませんが、ポイントの一つとして覚えておきましょう。

クーポン配布やRPP広告を活用する

費用はかかってしまいますが必要に応じて、クーポン配布やRPP広告も運用しましょう。

RPP広告とは、楽天市場内で検索キーワードに連動して表示されるものです。

楽天市場は、売上やレビュー数も検索ページを上位に表示されるには、重要なポイントの1つです。

しかし、最初から売上やレビュー数は見込めるわけではありません。

そのためRPP広告を活用して、まずはユーザーに見られる機会を増やし、クリック数を上げていきます。

そもそも楽天市場の検索結果では、「広告枠」と「自然検索枠」の2つに分かれます。

商品を検索する際に、PRとついているものがありますが、これはRPP広告を運用して表示しているものです。

検索の上部に表示されるため、目に止まりやすいだけでなく目的に合った商品であれば詳細な情報を確認する人もいます。

つまり、露出度が上がって目につきやすくなるため、自然とクリック数も増え、購入される確率が上がります。

また、クーポン配布は、先程紹介したレビュー数を増やすためのきっかけ作りにもなります。

クーポン配布を利用する時は、事前に店舗運営システムからの申請が必須となります。

楽天SEO対策のポイント

続いて、楽天SEO対策のポイントを紹介します。

楽天市場のガイドラインを定期的にチェックする
上位に表示させるには売上実績も必要になる
楽天市場のキーワード項目を抑えて対策をする

楽天SEO対策は、先程紹介したような対策方法を取るだけでなく、ポイントを抑える必要があります。

楽天市場のガイドラインを定期的にチェックする

楽天市場のガイドラインは、頻繁に変更になるので、定期的にチェックして楽天SEO対策を行いましょう。

ガイドラインには、画像の設定方法や文字の羅列についてなど、細かい不適切な検索対策行為についての記載があります。

楽天SEO対策をしていても、ガイドラインに反した行為は、意味がないので必ず確認をしておきましょう。

また、ガイドラインに反した行為は、ペナルティに応じて、違反点数制度が設けられているので気を付けましょう。

楽天市場のガイドラインは、楽天RMSからログインして確認ができます。

上位に表示させるには売上実績も必要になる

楽天市場で検索上位に表示させるためには、楽天SEO対策を取るだけでなく、売上実績も重要な要素になります。

そのため、販売開始したばかりで売上実績がない商品は、急に上位表示するには難しいです。

楽天市場は、売上からロイヤリティを取っているので、売上実績のある商品を表示するビジネスモデルで成り立っています。

販売したばかりの自社商品の売上実績を作るためには、RPP広告やクーポンなどを駆使しましょう。

楽天市場のキーワード項目を抑えて対策をする

楽天市場は、キーワード項目を抑えて対策をしましょう。

商品名
PC用キャッチコピー
モバイル用キャッチコピー
PC用商品説明文
スマートフォン用商品説明文
PC用販売説明文

上記の項目で特に重要になるのは、商品名なので、優先的に対策しましょう。

また、楽天アルゴリズムは定期的に変わっていくので、2ヶ月～3ヶ月を目安に変えていきましょう。

また、何でもかんでも適当にキーワードを入れてしまうと、楽天市場側が適切ではないと判断する可能性があるため、上位表示がされなくなります。

商品名に入れないキーワードは、説明文などを活用しましょう。

楽天市場の検索で出てこない時の原因

楽天市場の検索で自社商品が出てこない時の原因は、次の3つが考えられます。

商品の売上が低い
競合他社の商品が強い
設定しているディレクトリIDが不適切

楽天市場で自社商品を検索しても表示されない時は、一度確認をしてみてください。

商品の売上が低い

楽天市場の検索で自社商品が出てこない時は、売上が低い可能性があります。

先ほど解説した通り、上位の検索ページに表示させるには売上も必要になります。

まずは、売上実績を作ることを意識しましょう。

少しでもクリック率を高めるための対策や、ページに滞在してもらうなど魅力のあるコンテンツを作成しましょう。

また、商品が売れたとしても在庫切れになってしまっては意味がありません。

これは、売上実績にも直結するので、在庫切れにならないように対応をしましょう。

在庫切れは、ユーザーの購入機会も失って検索順位も一気に下がってしまいます。

競合他社の商品が強い

楽天市場で自社商品が表示されない時は、競合他社が強い可能性が高いです。

楽天SEO対策をしているのは、自社商品だけではないため、売上実績数を含めて、他の出店者の方が売れている場合は、上位の検索ページに表示がされにくいです。

どうしても競合他社に勝てない場合は、別の商品からアプローチをかけていきましょう。

こだわりすぎずに、色々な側面からアプローチをかけていくことも重要です。

また、競合他社よりも上に表示されない時は、費用はかかりますが広告を使う方法も1つです。

設定しているディレクトリIDが不適切

自社商品が検索窓で表示されない場合は、全商品ディレクトリIDが不適切のため検索に引っかかりません。

ディレクトリIDは、不適切なものを選ぶと表示がされないので、相違がないかを確認しましょう。

商品のディレクトリIDが正しくても、タグIDが不適切な時もあるので合わせて確認しておくと安心です。

また、ディレクトリIDの他に表示先カテゴリーがあります。

表示先カテゴリーは、店舗独自のもので、どのジャンルに分類するかは自分で決めることができるので楽天市場とは直接関係がありません。

イーモジャパンでの楽天SEO対策事例

食品メーカー

依頼内容	楽天市場の検索上位に表示されたい
依頼の背景	検索しても表示されるのが7P以降だった為
課題	競合と差別化するキーワード調査ができていない、商品名やキャッチコピーに設定してたキーワードが適切ではない
お客様の声	店舗内検索を活用した裏技的な対策をして頂いたのが一番感動しました。売上ランキングに上位入賞させるためのやり方も駆使して頂き現在は1P内に表示されてます。