Amazonでの出店方法とは?流れや手数料、注意点などを解説

Amazonでの出店方法とは?流れや手数料、注意点などを解説
Amazonで新規に出店を検討した際に、どのように登録したら良いのか分からないものです。 実際に登録して販売を始めてから「思っていたイメージと違う」「こんなに手数料が多岐に発生するとは思わなかった」など後悔しないために、ここではAmazonでの出店方法や流れ、発生する手数料など含む注意点を解説します。
目次

Amazonに出店するにはまず3つのステップで登録申請

Amazonに出店するためには次のような段取りが必要です。

①Amazonの出品用アカウント作成

日頃からAmazonを利用している人は既に Amazonのアカウントを保有していると思いますが、まだ作成されていない方はまずAmazonのアカウントを作成します。 Amazonの通常アカウントが作成できたら、次に出品用のアカウントの作成に取り掛かります。

出品用アカウントでは本人確認が必要になる

出品用アカウントを登録する際には、登録者が本人であるということを確認できる証明書の提出が必要になります。 本人確認と合わせて必要になる情報は次のようなものになります。
  • 行政機関が発行する顔写真付きの身分証明書(運転免許証やパスポート等)
  • 過去180日以内に発行された取引明細書(ガス・電気・水道料金等公共機関等の請求書)
  • Eメールアドレスまたは既存のAmazonアカウント
  • 日常連絡可能な電話番号
  • 現在有効なクレジットカード
  • 銀行口座番号(Amazonからの売上金を受け取る為の専用口座)
※マイナンバーカードは証明書に含まれないので注意が必要です。

②出店者プロフィールを設定する

法人と個人では記載する内容が多少異なります。 法人では法人番号などの記入と合わせて、会社としての基本情報を入力します。 ここで誤った情報を入力すると再度登録をやり直すことになるので、登記簿謄本を準備して正確な情報を入力しましょう。 個人の場合は、運転免許証などの情報を入力します。 各種記載事項を記入後は法人・個人共にクレジットカード情報とストア情報を入力して情報をアップロードしましょう。

③本人確認の書類をアップロードして申請

各種基本情報を入力した後は、本人確認書類をアップロードしましょう。 提出書類には次のような決まりがあるので、ルールを確認して正しい書面を送付する必要があります。
  • スクリーンショット及び画面を撮影した画像は使用できず無効
  • 氏名、請求先住所、銀行情報、クレジットカード会社情報が確認できる資料である
  • 書面の発行日または取引履歴のページが確認できる資料である
  • クレジットカードやキャッシュカード本体の画像や、そのスキャンデータは無効
  • 提出書類をパスワードで保護してはいけない
  • ファイル形式は次のいずれか( png、tiff、tif、jpg、jpeg、pdf)
  • ファイル名は絵文字や特殊記号の使用不可
審査の結果はEメールにて3営業日ほどでご連絡がきます。 Amazonの審査は楽天市場などのように厳しい審査ではないので、余程のことがない限り落ちることはないでしょう。

Amazonに出品登録する流れ

Amazonに出品登録する流れ 審査に通過してAmazon内に商品を登録できるようになったら「既存の商品に相乗りして登録」するか「新規商品として登録する」のどちらかを選択することになります。

既存の商品に相乗りして登録

Amazonを利用したことがある方はご存知の通りですが、一つの商品で販売者が複数いるケースが多々あります。 Amazonでは同じ商品を販売する場合に新規の商品ページを作成する必要がなく、他の方が作成した商品ページに相乗りする形で出品します。 楽天市場などのようにご自身でゼロから作成するのではないので、出品にかかる時間は非常に短時間で終わらせることができます。 その際に気をつける必要があるのは、Amazon内に既に商品カタログが作成されているのに新たに新規作成する行為です。 この行為は規約違反になるので十分注意しましょう。
規約でも次のように記載があります。 ・Amazonにおいては、お客様の利便性・満足度の観点から、同じ商品を、 複数の出品者様が販売される場合、1つのページを他出品者様と共有 し、出品していただく必要があります。商品ページが既に存在する商品に 対して、新たな商品ページを作成し出品することは規約違反です。 ・規約に反すると、出品者様のASIN作成/出品権限が一時的に停止さ れたり、取り消されたりする場合があります。
【参照】Amazon 1商品ずつの商品登録 具体的な相乗り登録方法としては次のようになります。

相乗りでの商品登録方法

  1. Amazonセラーセントラルにログインして「在庫」の項目から「商品登録」をクリックします。
    • ここでこれからAmazonへ出品する商品がAmazon内にあるか確認する為に検索します。
  2. 商品がAmazon内に見つかったら「商品を出品する」を選択し、商品に関する各項目の詳細を入力して「保存」して出品します。

新規商品として登録する

Amazon内での取り扱いがない商品を出品する場合には、商品カタログを自身で作成して出品する必要があります。

新規での商品登録方法

1.Amazonセラーセントラルにログイン
Amazonセラーセントラルにログインして、トップ画面の左上にある「≡」のマークをクリックします。
2.商品登録画面へ進む
「カタログ」の中にある「商品登録」をクリックして「Amazonで販売されていない商品を追加します」を選択します。
3.商品カテゴリーを選択
Amazonには膨大なカテゴリーが存在します。 ご自身が出品する商品に当てはまるカテゴリーを選択しましょう。 商品がどのカテゴリーに属しているのかわからない時は、実際にAmazonの商品ページに存在する類似の商品を参考にすると良いでしょう。
4.商品情報の入力
メーカー名や商品名の他にも、ほとんどの商品には、UPC、ISBN、EAN、JANなどの製品コード(GTIN)が存在します。 コードなどは誤りがないように登録します。 Amazonでは商品名に次のようなものを含めてはいけないルールがあるので注意しましょう。
  • 割引率を示す「激安」「最安」のようなワードは使用不可
  • 付属品は「商品仕様」「商品説明」の欄に記載
  • 商品に直接関係のないワードや記号、キャンペーン訴求等のワードは使用不可
上記を守れない商品やその出品者は、サービスの利用停止などの処分になる可能性があるので規約を守り入力しましょう。
5.商品のバリエーション
出品する商品にサイズやカラーバリエーションなどがある場合には、詳細をこの項目で入力します。
6.出品情報
出品情報では商品のコンディションを登録します。 コンディションは以下の5種類に分類できます。
  • 新品
  • ほぼ新品
  • 非常に良い
  • 良い
自社の製品を出品する場合は新品が多いと思います。 中には傷があるものの新品の製品など出品するものには様々なランクがあるので適している箇所を選択しましょう。 選択後は、コンディションによっては購入者の安心感を高められるように、商品のコンディション詳細を記載します。 傷の有無や外装破損など注意事項があれば欠かさず記載すると信頼感が増します。
7.画像の挿入
Amazonで出品する時に使用できる画像は合計9枚(メイン1枚、サブ8枚)になります。 画像として使用できるデータには次のような規約があります。
  • 商品が画像の全体像の85%を占めている
  • 画像の長辺のピクセルは1万ピクセル未満
  • 使用できるファイル形式はJPEG、TIFF、GIF等
  • 画像には販売する商品以外のものは極力写さない
既に同じジャンルで登録のある商品を参考にすると良いですが、その写真が規約を逸脱している可能性もありますので類似製品を完全に信じて真似をするのは気をつけましょう。
8.商品説明入力
商品を購入してもらえるかが決まる核となる部分です。 商品の特徴を捉えた説明と読みやすい文章で構成し反映させましょう。
9.キーワード設定
最後に商品に関連するキーワードを入力すると新規商品登録は完了となります。 登録してすぐにはAmazonのHPに反映されませんので、ご確認の際は少し時間を置いて確認しましょう。

Amazonに出品する手数料は?

Amazonに出品する手数料は? Amazonに出品した際に発生する手数料は、出品方法やカテゴリーにより以下のように異なります。

出品プランは「小口出品」と「大口出品」の2種類

小口出品と小口出品では固定費の考え方と利用できるサービスが異なります。
項目 小口出品 大口出品
月額固定費 無料 月額4,900円
成約手数料 1点につき成約料100円 発生なし
小口出品では、月額固定費がかからない代わりに基本成約料が1商品あたり100円と販売手数料が発生します。 月に出品する商品の数は49品までを想定しており、販売する商品のジャンルが様々な方向けのサービスになります。 Amazon独自の販促ルールや、商品の広告が出せないなどの制限があります。 一方で、大口出品では月額4,900円の登録料と販売手数料が発生します。 出品数が50品目以上の大量出品者を対象にしており、ショッピングカート*が獲得できます。 *「ショッピングカート獲得」とは、Amazonの商品ページを開いて購入する際に優先的にカートに入る出品として表示される権利のことです。 大口出品では商品の広告に対応したり、出品者が独自の配送手段を選択することも可能です。 【合わせて読みたい記事】 Amazonでの小口出品と大口出品の違いとは?

Amazonの販売手数料

Amazonの出品者は、商品が売れるとAmazonに対して売上金額の合計に対して一定の割合、または予め決められている最低販売手数料のどちらかの金額が大きい方を手数料として支払う必要があります。 この時の合計金額には、配送料やギフトラッピングした場合などはその料金なども含まれます。
商品カテゴリー 販売手数料率 最低販売手数料
15% 発生なし
CD・DVD・レコード・ビデオ 15% 発生なし
AV機器および携帯電話 8% 30円
カメラ・パソコン・周辺機器 8% 30円
AV機器、カメラ、パソコン付属品 10% 30円
Amazonデバイス用アクセサリー 45% 30円
楽器類 10% 30円
ドラッグストア・ビューティー関連商品
  • 商品1点の売上合計が1,500円以下の場合:商品代金の8%
  • 商品1点の売上合計が1,500円を超える場合:商品代金の10%
30円
スポーツ・アウトドア用品 10% 30円
車・バイク関連用品 10% 30円
おもちゃ・ホビー 10% 30円
TVゲーム・PCソフト 15% 発生なし
ペット用品
  • 商品1点の売上合計が1,500円以下の場合:商品代金の8%
  • 商品1点の売上合計が1,500円を超える場合:商品代金の15%
30円
オフィス用品・文房具 15% 30円
インテリア・キッチン・家具 15% 30円
ホームアプライアンス 15% 30円
大型家電 8% 30円
DIY工具 15% 30円
産業・研究開発用品 15% 30円
食品・飲料
  • 商品1点の売上合計が1,500円以下の場合:商品代金の8%
  • 商品1点の売上合計が1,500円を超える場合:商品代金の10%
発生なし
腕時計 15% 30円
ジュエリー
  • 1商品の売上合計が10,000円以下の場合:商品代金の10%
  • 1商品の売上合計が10,000円を超える部分場合:商品代金の6%
30円
ベビー・マタニティー用品
  • 商品1点の売上合計が1,500円以下の場合:商品代金の8%
  • 商品1点の売上の合計が1,500円を超える場合:商品代金の15%
30円
衣類&ファッション関連小物
  • 1商品の売上合計が3,000円以下の場合:商品代金の12%
  • 1商品の売上合計が3,000円を超える場合:商品代金の8%
30円
その他 15% 30円
【参照】Amazonセラーセントラル カテゴリーごとの販売手数料

Amazonのカテゴリー別成約料

一部のメディア商品の販売では、販売手数料の他に「カテゴリー別成約料」を支払う必要があります。 値段が低い商品を取り扱う場合には、手数料と送料負担で利益が無くなるようなことがあるので、出品方法には注意が必要です。 <表> 【参照】Amazon 変動するカテゴリー成約料

Amazonで出品する時の注意点

Amazonで出品する時の注意点 Amazonで商品を出品する際には、次のような注意点を守らなくてはなりません。
  • Amazonの出品者規約を守る
  • 個人情報を開示する必要がある
  • マーケットプレイスの保証を理解する
  • 出品制限がかかる場合も想定
  • 出品禁止商品を把握しておく
具体的な内容としては以下のようになります。

①Amazonの出品者規約を守る

Amazonを利用することで多くの購入者にアプローチができるようになります。 そのため販売者と購入者に公正で信頼できる取引ができるように行動規範を守る義務があります。 出品者が守るべき規範は主に次のようなものがあります。
  • Amazonが取り決めたルールの全てを守る
  • Amazonのアカウント情報を常に最新の情報に更新し虚偽の記載はしない
  • 安心して購入者に買い物をしてもらえるための努力を惜しまない
  • 不適切な商品、誤解を招く行為、不快感を与える行為をしない
  • 購入者が危険になるものを販売しない
【参照】Amazon 出品者利用規約および出品者行動規範 実際に商品を購入する際に、このような出品者であれば良いなと思うような購入者ファーストな考えで行動をすることでより安心感を提供することができます。

②個人情報を開示する必要がある

Amazonで出品する際には、プロフィールに本名・住所・電話番号の表記をする必要があります。 法人の場合は会社の住所になるのであまり心配する必要はありませんが、個人で販売する場合には自宅の住所がバレてしまう恐れがあります。 プライバシーを守るためにも、できる限りの対策はおこないたいものです。 主な対策としては次のようなものがあります。

バーチャルオフィスの利用

バーチャルオフィスとは、実店舗として事務所を構えることなく仮想的な事務所(住所)を借りるサービスをいいます。 バーチャルオフィスを利用することで、Amazonに擬似的なオフィスとして登録することができるので発送先や返送先として利用することができます。

レンタルオフィスの利用

バーチャルオフィス同様に事務所を借りるサービスになりますが、こちらは仮想ではなく占有スペースを利用することができます。 レンタルオフィスをAmazonに登録して販売をすることができるので、個人情報を気にされているのであればいずれかを利用すると良いでしょう。

③マーケットプレイスの保証を理解する

Amazonでは、商品に不備があった場合や商品説明と異なる場合に返品対応を行ってもらえます。 その際に出品者と購入者とでやり取りを行いますが、購入者が望む解決策に至らない場合にAmazonが介入します。 この保証サービスをマーケットプレイス保証と呼びます。 訴訟問題などのトラブルにならないようにするシステムなのでありがたいサービスではありますが、保証申請が受理されるとアカウントの健全性に問題ありとみなされるので要注意です。

④出品制限がかかる場合も想定

Amazonでは、購入者が不利益を被ることを防ぐためにブランド品などの多くに出品制限をかけているものがあります。 そしてこの出品制限には明確な基準がないので、出品者ごとに制限の内容が異なります。 特に新規参入して実績がない方などは、流通経路が不明確なので出品制限をかけられることが多くなるようです。 これも全て Amazon内での偽物販売を抑制し Amazonの信頼性を失わせなくするためなので、ある程度実績が付いてくるまでは我慢しましょう。

⑤出品禁止商品を把握しておく

アマゾンでは次のような商品やサービスの提供を禁じています。(一部抜粋)
  • エアゾール塗料。
  • エアソフト/BBガン、ペイントボールガン。
  • 飲酒時の回復および二日酔いの治療を目的とした商品。
  • アルコール:飲酒を偽装または隠ぺいすることを目的とした商品。
  • 弓と矢、ぱちんこ、その他の飛び道具。
  • エスコートサービス、性行為を含むデート、アダルトグッズ。
  • 不妊治療および不妊治療に関する研究。
  • 一攫千金商法とマルチ商法。
  • 拳銃の安全性証明書。
  • 違法薬物およびレクリエーション目的のドラッグ、薬物関連商品、薬物検査装置、または薬物検査の裏をかくための商品。
  • 違法あるいは取り扱いが難しい医薬品、または医療機器の商品およびサービス。
  • タバコに似たおもちゃや偽タバコのパッケージなどの模造タバコ商品(シンガポールのみ)。
  • 大麻、カンナビジオール(CBD)、THC、その他の大麻に由来または含有するオイル、
  • ナイフ(キッチンナイフ、カトラリー、一般的な多目的キャンピングナイフを除く)。
  • オランダ: キッチンナイフ、カトラリー、銀器を除き、ナイフやその他の刃物類は禁止されています。
  • 銃、銃の部品、キット、ガンラック、メイス、火薬、弾薬など、殺傷力のある武器と殺傷・力のない武器の販売。
  • テストステロン増強剤。
  • チケット転売業者(オーストラリアとニュージーランドのみ)。
  • UV日焼けサービスおよび器具。
  • 武器。
【参照】Amazon 6.0 禁止されている商品およびサービス 上記は一部出品禁止の商品製品となります。 ここに記載されていない商品でも、年々出荷禁止扱いになるものが増えているので出品前には細かく確認しましょう。

 出品制限商品と出品禁止商品の違いはなに?

前途で出品制限商品と出品禁止商品について触れましたが、この2つはとても似ているように感じますがどのように違うのでしょうか? その違いは以下のようになります。

出品制限商品とは?

出品制限商品とは出品が可能である商品ですが、販売するのに制限を解除する必要があります。 制限の解除は「 Amazonの許可」と「 Amazonの商品ガイドライン沿うもの」の2点の条件をクリアした場合に制限解除ができます。 具体的に制限を解除するには次の書類が必要です。
  • 仕入れ業者が発行した請求書(仕入れ先の明確化)
  • メーカーからの販売許可証明書
ここで気をつける必要があるのは、制限解除の条件をクリアできていれば100%制限を解除できるということではないことです。 販売実績やアカウントの状態をみて制限は調整されますので、制限解除依頼が一度失敗したからといって諦めないことです。

出品禁止商品とは?

出品禁止商品とは前途のように出品を禁じられた商品のことを指します。 出品禁止商品は出品制限商品と異なり、禁止であることを解除できません。 需要がある商品であっても、購入者に危険を及ぼす可能性がある商品は販売することができません。 出品禁止商品に関しては、他のECモールであっても販売できないものがほとんどです。

イーモジャパンでのAmazon運用支援事例

化粧品メーカー

依頼内容 Amazon運用代行
依頼の背景 Amazon販売を始めたばかりで、どのように販売したら売上が伸びるのかわからない
課題 Amazonに社内リソースがなく時間を割けないが売上アップを目指したい
お客様の声 イーモさんの運用代行を依頼し、キーワードの選定から検証・改善を中長期で行って頂き、売上5万円から最大売上120万円を達成することができました!
実績一覧 https://www.eeeemo.co.jp/works/

まとめ

Amazonでの出店方法とその流れや手数料、注意点などを解説しました。 Amazonは楽天市場などのように出品するアカウントの審査が厳しくありません。 手軽に販売を開始できる半面、安全な取引をする為に様々なルールが設けられています。 そして新規で参入する壁も低いことから、 Amazonでは価格競争になりやすい特性をもっています。 その為に年々ライバルが増加傾向にありますが、Amazonには様々なカテゴリーの中に商品力のある製品があります。 日々のトレンドを掴みながら販売展開をすれば初心者でも可能性は十分にあるでしょう。 ECサイトで使える補助金についての資料請求
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