楽天市場のSEO対策は楽天公式の正しい解釈で楽天SEOを攻略しよう

楽天市場に出店する際に、商品ページを作るよりもまず知っておきたいのが「楽天 SEO」です。

「まずは商品ページを作って売り出して、売れなかったら対策を考えれば良い」と思われがちですが、先に楽天市場のSEOについて知っておくだけでも損はありません。

この記事では「そもそも楽天SEOとは?」「楽天SEOで重視される2つのポイント」「キーワードを選定するのに使えるツール」を解説していきます。

目次

楽天 SEO(楽天検索エンジン最適化)とは?

まずSEOとは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略です。

検索エンジン最適化とは、Googleや楽天市場内での検索窓にキーワードを入力して表示されるサイトや商品ページの順番を決めている「検索エンジン」の傾向を分析し、自社のウェブサイトや商品ページを検索結果の上位に表示されるよう施策することを指します。

例えば、あなたが「モバイルバッテリー」を販売しているとします。

楽天SEO
©️https://www.rakuten.co.jp/

ターゲットが入力するであろうキーワードやバッテリーに関連するキーワード、例えば「モバイルバッテリー 軽い」というキーワードで検索した場合に、自社の商品ページが検索結果の上位にくるように対策を行うのです。

通常、検索順位を決めるアルゴリズム(算出方法)の膿瘍については非公開となっていますが、楽天市場のSEOについては、楽天公式がアルゴリズムについて言及しています。

この楽天市場の見解において、以下のことが楽天SEOで非常に重要視されていることがわかります。

楽天市場の商品検索においては、主に①自然言語処理による検索キーワードと商品の関連性、②検索キーワード毎の商品の人気度をスコアリングして検索順位を決定しております。

https://www.rakuten.co.jp/ec/digitalplatform/

この2つのポイントについて、さらに深堀りして楽天SEOを攻略していきましょう。

楽天SEOのポイント①検索キーワードと商品の関連性

①検索キーワードと商品の関連性について、楽天公式は以下のような見解を示しています。

①検索キーワードと商品の関連性とは

検索キーワードと、商品の説明に出てくるキーワードの出現頻度や希少性を加味して商品のスコアリングを行っています。例えば、「軽い」という検索キーワードに対して、商品名や商品説明文で複数回商品の軽さについて説明されていた場合、「軽い」というキーワードに対して関連性が高いとみなします。

また、例えば「超軽量」というキーワードがついている商品が全商品に対して数が少なく希少だった場合、それらの商品は「超軽量」と検索された場合、よりスコアが高くなります。

https://www.rakuten.co.jp/ec/digitalplatform/

「モバイルバッテリー」を具体例に紐解いていきます。

例えば自社の商品がモバイルバッテリーの軽さを謳っており、商品名や商品説明文、画像などでそれをアピールしているとしましょう。

ユーザーが「モバイルバッテリー 軽い」で検索した場合、「軽さ」を商品名や商品説明文で使用している自社商品が検索結果の上位に表示されやすい、ということになります。

「モバイルバッテリー 軽い」という検索ワードと自社の商品ページの関連性を高めることで、楽天SEOの上位表示を狙う一歩となるわけです。

関連キーワードを入れる場所は商品名や商品説明文だけではありません。

  • 商品名
  • 詳細を説明した画像内(サムネイル含む)
  • キャッチコピー(PC・モバイル)
  • 商品説明文(PC・スマートフォン)
  • 全商品ディレクトリID
  • タグID

以上のの商品ページ部分にも関連キーワードを入れて、漏れのない様にしましょう。

楽天SEOのポイント②検索キーワード毎の商品の人気度

②検索キーワード毎の商品の人気度についても、先ほどと同じく楽天の公式が出している回答が以下です。

②検索キーワード毎の商品の人気度とは

検索を行ったユーザーが、各商品にどう反応したかをモニタリングしユーザーが支持した商品に対して検索キーワードのスコアリングを高く評価します。

例えば、「マグカップ 軽量」と検索したユーザーが多く支持した商品に対して、「マグカップ 軽量」と検索された場合にスコアは高くなりますが、「マグカップ かわいい」と検索された場合支持されていない際は「マグカップ かわいい」という検索ではスコアを加点しません。

https://www.rakuten.co.jp/ec/digitalplatform/

「マグカップ 軽量」のキーワードで人気の商品が、「マグカップ かわいい」の検索キーワードでも人気の商品になるとは限りません。

サジェストキーワードとして「マグカップ かわいい」が出てきたから自社の商品(男性向けの格好いいデザインのマグカップ)にも「かわいい」というキーワードを入れたからといって、検索ユーザーのニーズに合うわけではありませんから、必然的に「マグカップ かわいい」での検索順位は伸びません。

自社の商品を関連のない(ニーズが結びつかない)キーワードは除外しましょう。

サジェストキーワードを全て取りに行こうとするのではなく、自社の商品を買ってくれる見込みユーザーが検索しそうなキーワードに絞って、商品名や商品画像のキーワードにすべきです。

サジェストキーワードが分からない時は「関連キーワードツール」を使用する

以上のことから、楽天SEOの観点から商品名や説明画像や詳細テキストに検索キーワードを入れることの重要性を述べてきました。

しかし、「サジェストキーワードはどうやって調べるのか?」「実際にどんなキーワードを選べば良いのか分からない」といった不安もあるかと思います。

検索キーワード、もとい関連キーワード(サジェスト)を調べるには、実際に楽天市場で検索してみるのが最も手軽な手段です。

まずはブラウザをシークレットモードにした状態で楽天市場のページを開き、検索窓に「モバイルバッテリー」と入力してみましょう。

にキーワードの次にスペースキーを入力すると、「サジェスト」と呼ばれる関連キーワードが出てきます。

楽天SEO
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これが楽天市場が厳選した、「モバイルバッテリー」を検索したユーザーが関連として使用しているキーワード群です。

先述の引用にもあったように、ニーズに合わない(購入までにあまり至っていない)キーワードは除かれていますので、表示される以上に検索されているキーワードは無数にあります。

関連キーワードが除外される理由としては、ニーズに合わないこともありますが、まだ楽天市場内でそのキーワードにマッチする商品が少なかったり、ニーズ自体をユーザーがまだ自覚されていないからという場合もあります。

潜在的なニーズや隠れたキーワードを探すには、以下の「関連キーワードツール」を使用してみてください。

検索関連ツール
©️https://related-keywords.com/

「ラッコキーワード」は楽天市場をはじめ、GoogleやYoutubeなど各サービスに合わせてサジェストキーワードを検索できます。

無料のプランから選べますので、ぜひ活用してみてください。

まとめ

楽天SEOを強化するには、以下のポイントを意識して商品ページを作ってみてください。

  • 商品名や写真のテキストに関連キーワードを盛り込む
  • 自社の商品のターゲットにあったキーワードを商品名や写真のテキストに使う
  • 自社の商品と関連のないキーワードは使わない
  • キャッチコピー欄や商品説明文にもキーワードを入れる

楽天SEOで検索上位を狙うには、まず検索キーワードを商品名や説明文などを丁寧に入れ込んでいくことが先決です。

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