楽天市場でECサイト開設するメリットとは?作り方や知っておきたいポイントについて

スマートフォンの普及により、家にいながらでも気軽にショッピングが楽しめる時代になりました。

販売する側も店舗を構えるよりも出費を抑えてネットショップを開設できることもあり、ECサイトでの起業を検討されている方も多いのではないでしょうか?

ここでは、楽天市場でECサイトを開設するメリットや作り方などをご紹介します。

目次

ECサイトの種類について

ECサイトの種類について

ECサイトと呼ばれるものは細かく分類すると多くの種類に分かれますが、大きく分けて「自社ECサイト」と「モール型ECサイト」の2タイプがあります。

自社ECサイト

自社ECサイトとは、自社独自でネットショップの構築から運営まで全てを行うECサイトのことを言います。

全国チェーン展開している衣類のサイトや、大手家具メーカーが自社で運営するECサイトなど様々なものがあります。

サイトの管理を自社で行う必要がありますが、サーバ費用や運営費用以外の費用が発生しないのでコストを抑えて管理ができます。

モール型ECサイト

モール型ECサイトとは、楽天市場やAmazonなどのプラットフォーム内に出店や出品を行うことができるECサイトです。

既に構築されたECサイト内に出店・出品するので、すぐに販売できるメリットがある反面、プラットフォーム毎に定められた手数料等が別途発生します。

モール型ECサイトの各社サービスの違い

モール型ECサイトの各社サービスの違い

モール型のECサービスには、各社様々なタイプがあります。

ここでは、一般的に大手と呼ばれる「楽天市場」「Amazon」「Yahoo!ショッピング」の3社の条件面について、少し掘り下げてご紹介します。

ECモール名楽天市場AmazonYahoo!ショッピング
運営会社楽天グループ株式会社アマゾンジャパン合同会社ヤフー株式会社
出店店舗数約57,000店舗約178,000店舗約1,201,700店舗
流通金額5兆6,301億円
(2022年年間国内EC流通総額)
3兆1958億円
(2022年12月期)
1兆6,700億円
(2022年3月期)
初期費用60,000円無料無料
月額固定費がんばれ!プラン 19,500円(税抜)/月額
スタンダードプラン 50,000円(税抜)/月額
メガショッププラン 100,000円(税抜)/月額
大口出品 4,900円/月額
小口出品 100円/商品
無料
手数料システム利用料
RMS全商品モバイル対応サービスシステム利用料
楽天ポイント原資
楽天スーパーアフィリエイト
モールにおける取引の安全性・利便性向上のためのシステム利用料
楽天ペイ利用料
販売手数料
大量出品手数料・返金処理手数料
決済手数料
ストアポイント原資負担
キャンペーン原資負担
アフィリエイトパートナー報酬負担・アフィリエイト手数料

上記のように、各ECモールによって固定費が掛からず無料なものや、月定額なものもあり各社で特性が異なります。

中でも、楽天市場では他2社と比べ、費用面において若干高く見えます。

ECサイトを楽天市場で開設するメリット

ECサイトを楽天市場で開設するメリット

大手3社の中から楽天市場をおすすめするのには以下の4つのメリットがあります。

  • 楽天市場は集客力が高く流通金額が多い
  • セール、キャンペーンが多い
  • 出店者へのサポートが充実
  • クレジットカード決済をする人が多い

楽天市場は集客力が高く流通金額が多い

楽天グループの流通金額は、他のモール型ECサイトと比べても多く、5兆を超えています。

そして流通量が最も多いにも関わらず、店舗数が逆に少ないことが注目されます。

これは1店舗あたりの売上が非常に高く、圧倒的な集客購買力があることを意味します。

1日あたりの流通金額は150億円を超えており、大手百貨店の1日の売上と比べても約9.7倍の流通金額になります。

セール・キャンペーンが多い

楽天市場は、他のモール型ECサイトに比べてセールやキャンペーンが非常に多く展開されます。

毎月「5と0のつく日(5日、10日、15日、20日、25日、30日)」と、 毎月1日の「楽天ワンダフルデー」や毎月18日に開催される「ご愛顧感謝デー」などポイントが増えるキャンペーンがあります。

キャンペーンで発生するポイントなどは店舗が負担するデメリットはあるものの、イベント時にはそれを上回る集客が見込めるのが利点です。

出店者へのサポートが充実

楽天市場に出店すると、楽天が運営する「楽天大学」の講座を受けることができます。

楽天大学の講座には「RUx」と呼ばれるeラーニングが学習できるサービスや個別のクラス形式でより深く学べる有料の教室もあります。

「RUx」は、2014年の7月からスタートした「eラーニングサービス」です。

楽天市場に出店している店舗経験者の実体験から学べる「Merchant Voice」をはじめ、売上をアップさせるための「ECノウハウ」や、より実践的な商品撮影のコツ、ECで商売を行うにあたっての必要な法律などを学ぶことができます。

有料の講座では、オンライン講義や専門の講師によるマンツーマンの講座を通して、自店舗の不安要素や店舗運営方法の改善策を見つけることができます。

更に出店することで、自店舗専任のECコンサルタントが付きますので、店舗運営でのアドバイスを直接もらう事ができます。

ECサイトはクレジットカード決済をする人が多いので楽天は有利

ECサイトでは、現金購入をする人に比べて圧倒的にクレジットカードを使用して決済する人が多いです。

また、クレジットカードの中で最も使用されているのが楽天カードです。

そのため、同じ商品を購入するのであればよりポイントの恩恵を受ける楽天市場での購入を選択するケースが多いので、自ずと楽天商圏での商品購入の恩恵を受ける事ができます。

参考:【クレジットカード利用調査】1,000人に聞いた 1番利用しているクレジットカードはどれ?(まねーぶ調べ)

楽天でECサイトを作る方法

楽天でECサイトを作る方法

楽天でECサイトを作ると多くのメリットがある事がわかりました。

ここからは実際にECサイトを作る手順についてご紹介します。

楽天市場に出店するプランを選択

楽天市場に出店するためには、まず出店プランを決める必要があります。

出店プランには「がんばれ!プラン」「スタンダードプラン」「メガショッププラン」の3つあり、どれかのプランを選択することとなります。

1年契約のプランで、各プランの違いは次の様になります。

プラン名がんばれ!プランスタンダードプランメガショッププラン
おススメな人割安プランなので初心者やECショップ運営経験が少ない方向け目標月商が140万円以上の中堅事業者向け大量の商品を販売したり多くの画像使用が必要な方向け
月額出店料(税別)19,500円/月
(年間一括払)
50,000円/月
(半年ごとの2回分割払)
​​100,000円/月
(半年ごとの2回分割払)
システム利用料(税別)月間売上高の3.5~7.0%
(PC経由3.5〜6.5%)
(モバイル経由4.0〜7.0%)
月間売上高の2.0~4.5%
(PC経由2.0〜4.0%)
(モバイル経由2.5〜4.5%)
月間売上高の2.0~4.5%
(PC経由2.0〜4.0%)
(モバイル経由2.5〜4.5%)
登録可能商品数5,000商品20,000商品無制限
使用可能容量500MBまで5GBまで無制限

またどのプランを選択しても初期費用が一律60,000円掛かります。

他のECサイトでは無料のところもありますが、個別コンサルタントなどが付くというメリットが受けられます。

店舗を出店の為の基本情報登録と申し込み

楽天市場に店舗を出店するには、事前の登録が必要です。

①必要な個人・企業情報を入力

出品予定の商品が決まっている場合は、商品情報やカテゴリーの登録を行います。

登録者情報として個人の場合は、個人の基本情報を入力し、法人の場合は法人の所在地情報を入力します。

出店する責任者情報の注意点としては、携帯電話やメールアドレスにフリーアドレスが使用できないので事前に準備しておきましょう。

②出店審査

入力した情報をもとに楽天市場が審査を開始します。

1週間から長くて1ヶ月掛かることもあるので早めに申請しておきましょう。

③審査結果

無事に審査が通れば、完了通知が送られてきます。

完了通知には「RMS(​Rakuten Merchant Server​)」と呼ばれる楽天市場独自の店舗運営サービスIDが記載されています。

RMSを使用できる環境を用意できたら次は店構えを設定します。

楽天市場内での店舗構築

出店の申し込み審査が終わるとRMSへログインできるようになります。

RMSでは主に「店舗構築」「受注管理」「データ分析」「メール配信」などの設定が細かくできるようになっています。

この中でまず行うのは、店構えやショップをオープンする為の準備である店舗構築です。

商品の説明だけではなく、実店舗のようなレイアウトも考える必要がありますが、用意されたテンプレートを選択して、トップページから始まりカテゴリーの設定や商品ページを作成するため、ビジュアル的にわかりやすく設定ができます。

また信頼できる店舗であることを示すために、基本情報として会社概要や配送情報、そして対応決済サービス情報を記載することを忘れないようにしましょう。

RMSサービススクエア

初めてのECサイトづくりでは、商品の写真やページの作成をどのように作り込んだら良いかわからないという方も多いです。

楽天市場では店舗支援サービスとして、RMSサービススクエアというものを提供しています。

RMSサービススクエアでは、ページの作成はもちろん写真撮影もプロに依頼する事ができます。

RMSサービススクエアは有料ですが「商品撮影プラン」「制作支援ツール」「ページ作成外注」の3つのサービスがあります。

商品撮影プラン

プロに依頼する事で圧倒的な高品質の写真を作成する事ができます。

自分自身で撮影する写真に自信がない方やモデル撮影をしたい方も安心して頼む事ができます。

撮影方法グルメ撮影ファッション撮影出張撮影
特徴出来立て感やシズル感の演出が可能商品を送るだけで専属モデルが着用するイメージUP写真撮影が可能全国に拠点と提携カメラマンがいるのでご当地での撮影も可能
所要時間7日〜5日〜撮影日から3営業日以内
プラン内容3カット3カット2時間
(打ち合わせしながら撮影)
その他費用(税別)40,000円〜
(スタジオ代金込み)
1,000円〜
(無料お試しもあり)
35,000円~

制作支援ツール

初めて作成するけどクオリティをこだわりたい方におすすめなのが制作支援ツールです。

制作支援ツールには「compass for 楽天市場」「Biiino for 楽天市場」「EasyPage for 楽天市場」の3つの種類があり、それぞれ以下の特徴があります。

ツール名compass for 楽天市場Biiino for 楽天市場EasyPage for 楽天市場
特徴最も人気なツールで、実店舗運営経験者のノウハウがふんだんに盛りこまれています。
デザインを考える必要なくPCやスマホのトップページ、商品登録が簡単にできます。
画像作成機能内蔵で、ロゴバナーや商品画像の作成ができます。
HTMLやデザインの知識がなくても誰でも簡単にPCやスマホ両対応のレスポンシブルページが作れます。
トップページはもちろん、商品登録や商品ページの作り込みができ、カスタマイズ性も抜群に高くなっています。
簡単な操作ひとつでページが作成でき、PCやスマホが一度に更新できる画期的なシステムです。
機能が豊富で、キャンペーンバナーや新着情報などの賑わいパーツで自由なページ構成・デザインができます。
おすすめな人​​簡単かつ早くページを仕上げたい方PCやスマホのトップページ、商品ページ、特集ページ等を 簡単に作り込みたい方簡単に作りたいけれど、カスタマイズ性を重視したい方 多店舗運営の方
費用(税別)月額2,980円
(最大2ヶ月無料トライアルあり)
月額4,500円
(最大2ヶ月無料トライアルあり)
月額5,000円
(最大2ヶ月無料トライアルあり)

compass for 楽天市場でできること

compass for 楽天市場では、既にショップのページが用意されているので自分で一から作成する必要がありません。

HTMLなどのコードの知識も必要なく、編集をする必要もありません。

用意するのは画像だけでサイトを作成できます。

Biiino for 楽天市場でできること

Biiino for 楽天市場では、マウスだけで高品質のページが作成可能でテンプレートで作成したようなデザインになりにくい特性があり、独自のHTMLや他社製のツールを埋め込むことも可能です。

1日1回の自動更新機能が付与されているので、在庫切れや販売期間終了などの商品を自動非表示化したりでき、日々の作業負担を軽減できます。

EasyPage for 楽天市場

EasyPage for 楽天市場では簡単な操作で様々な特集ページを作成できます。

定額コストで店舗追加ができるので、多店舗展開する際は作業効率を上げることができます。

スマホ専用の作成支援ツールもある

上記3種類の他に「SUMAOU for 楽天市場」というサービスもあり、こちらはスマホサイトを作成する際に使用するプランです。

専門知識がなくても高品質なページを作成できます。

更にHTMLを使いオリジナリティの高いページが作れます。

費用面では月額3,980となりますが、Biiinoとの割引プランで月額980円です。

ページ制作を外注する

ページ制作は時間を掛ければ良いものができるとは限りません。

短時間でもプロに任せる事で手早く高品質に作り込む事ができます。

ページに情報がきちんと盛りこまれていて、サイトが綺麗に作り込まれていれば購入側も安心して商品を購入する事ができます。

ページ制作の外注業者は、商品ページとTOPページ、商品写真で次の3つのポイントに気をつけて制作をしてくれます。

商品ページは長いページが良い

楽天市場で商品を購入した事がある人はご存知と思いますが、売り上げランキング上位の商品は商品ページがとても長かった事がありませんか?

もちろんこれは長いだけではなく、顧客の購買心に訴求した内容を経験豊かな制作者が作成しています。

店舗に合わせたTOP画面を作成

店舗のTOP画面は、お店の顔です。

高級感あふれるゴージャスな見た目が良いのか、逆に素朴でシンプルな見た目が良いのかを商品や予算に応じて作成できます。

商品撮影

マネキンが着たイメージ写真と、モデルに着てもらった写真とではどちらの方が着用したイメージが沸きますか?

購買意欲を掻き立てるには、いかにイメージを膨らませる事ができる写真を掲載するかによります。

写真ひとつで売上に大きな差が出ることがあるので、撮影に自信がない場合は写真撮影込みのプランなどを選ぶと安心です。

ページ制作の外注は以下の3プランより選ぶ事ができます。

プラン名ライトプランスタンダードプランゴールドプラン
特徴予算を抑えても充実クオリティオープンからスタートダッシュを狙えるクオリティランキング常連店舗にも引けを取らないハイクオリティ
対応ページ(PC)PCトップページ:1ページ
PC商品ページ:1ページ(A4用紙4枚分、5,000pxまで)
PCトップページ:1ページ
PC商品ページ:1ページ(A4用紙8枚分、5,001~15,000pxまで)
PCトップページ:1ページ(オリジナル)
PC商品ページ:1ページ(A4用紙8枚分、5,001~15,000pxまで)
対応ページ(スマートフォン)スマホトップページ:1ページ
スマホ商品ページ:1ページ(iPhone4画面分)
スマホトップページ:1ページ
スマホ商品ページ:1ページ(iPhone8画面分)
スマホトップページ:1ページ(オリジナル)
スマホ商品ページ:1ページ(iPhone8画面分)
商品登録数商品登録:1点(制作ページ分)商品登録:1点(制作ページ分)商品登録:1点(制作ページ分)
価格(税別)写真撮影なしの場合70,000円〜
写真撮影ありの場合 120,000円〜
写真撮影なしの場合100,000円〜
写真撮影ありの場合 150,000円〜
写真撮影なしの場合70,000円〜
写真撮影ありの場合 450,000円〜

楽天GOLDとは!?

楽天GOLDとは!?

楽天GOLDとは、楽天市場に出店した方が自由に使用できる無料の追加サーバースペースのことです。

上記いずれかのプランで使用可能になった保存スペースに追加で最大1GBを増やす事ができます。

RMSとの大きな違いは、一から細かくサイトの構築を行う為、サイト構築の自由度が高いことにあります。

RMSよりもさらに高度なサイト構築ができると認識していただけると良いでしょう。

RMSで制作するページは「https://www.rakuten.co.jp/店舗ID/」というURLになっていますが、楽天GOLDで作成すると「https://www.rakuten.ne.jp/gold/店舗ID/」となり、URLの中に「gold」が入るのでGOLDページとも呼ばれます。

売上ランキングが高い店舗の商品ページを見ると意外にGOLDページが多い傾向があります。

楽天GOLDで作成されたページは制限がない

人気店舗がGOLDページを使用する傾向にある理由は、文字数の制限や使用可能なタグに制限がないことにあります。

JavaScriptやjQuery等のタグや外部CSSの読み込みが使えるため、店舗内での売筋ランキング表示やキャンペーンバナーのポップアップ表示、キャンペーンのカウントダウンタイマーなどを自動更新ができるシステムなど表示可能となります。

RMSでは表現できない自由なビジュアルを表現できるのが特徴です。

楽天GOLDは知識が必要

RMSで制作するページはビジュアル的に選択すると作成可能ですが、GOLDのページ作成はサイト作成の基礎であるHTMLを組み立てて作成します。

つまり今までホームページ作成などを行った事がない方には少し敷居が高くなります。

申し込み方法

楽天GOLDは、RMSにログインした中から簡単に申し込みができます。

RMSトップ画面左下の「拡張サービス一覧」>「オプション機能利用申込・解約」>「楽天GOLD」>「申込」を選択すると、利用規約確認及び、同意の選択項目が出ます。

確認選択後にユーザー名とパスワード設定すると使用開始できます。

楽天GOLDは難しくて敷居が高いと思っていても、無料で使用できるため、先々のことを考え、先行して登録しておいても良いでしょう。

楽天GOLDに接続するにはFTPの知識がいる

FTPとは「File Transfer Protocol」のことをいい、ファイルをサーバ間で転送するための通信規格です。

楽天GOLDのサーバに入るにはFTPに接続する「FileZilla」や「FFFTP」といったような接続ソフトを使用する必要があります。

接続には専用ソフトで以下の項目を入力すると接続できます。

ホスト – ftp.rakuten.ne.jp

ポート – 16910

ユーザー:ユーザー名(RMSで確認)

パスワード:パスワード(RMSで設定)

楽天市場の開店前審査を受ける

楽天市場の開店前審査を受ける

ECサイトの作り込みが完了したら、最終的に開店前審査を受ける必要があります。

開店前審査は、楽天市場が定める禁止事項に抵触していないかの確認をはじめ、販売ページに商品の必要事項が記載されているかを細かく確認されます。

少しでも抵触する部分があると審査には通りませんので注意が必要です。

審査に落ちる・取り消される理由

楽天市場の審査は業界一厳しいという声もあります。

その為に、ECサイト内で販売される店舗での商品購入は、信頼性が高く安心して行う事ができます。

審査に落ちる理由には次のようなものがあります。

副業の場合は出店できないこともある

楽天市場で出店する場合には、法人なら法人登記を、個人なら開業届を提出している必要があります。

開業届けを提出していない状態で出店を申請しても審査には通りません。

取り扱い禁止製品の販売

ECモールでは取り扱いを禁止している商材が多数設けられています。

楽天市場でも、法律で販売や所持を禁止されているもの・悪用される危険性があるものは厳しく制限され取り扱いが禁止されます。

将来的に取り扱いを行う恐れがあるジャンルは審査に大きなマイナスになることもあります。

ガイドラインの禁止事項に抵触

楽天市場のガイドラインでは禁止事項を設けています。

楽天市場の店舗詳細ページに、楽天市場以外のHPへ誘導するようなリンクを貼ることや、電話・FAXで注文を受け付けるように促す行為は禁止されています。

著作権の侵害にも繋がる掲載許可のない画像の使用や、ユーザーの判断に誤解を与えるサクラのようなレビューも禁止されており、そのような商品を見つけると審査結果が取り消される恐れがあります。

楽天市場でECショップ開店

楽天市場でECショップ開店

開店前審査を無事通過すればあとはショップを公開することで運営が開始されます。

ここまで長い道のりでしたがこれでオーナーになって終わりではなく、ここからが本当の始まりでもあります。

ECショップを公開後どのように集客して売上に繋げるか考える必要があります。

より多く集客をする為には、商品の購入年齢層にあったSNS広告なども効果的です。

一般的には10代から20代はTik Tok、30代から40代はInstagram、Twitterでは幅広い層のユーザーが使用する傾向が高いので、販売ターゲットに合ったSNSを使用して告知をすると良いでしょう。

楽天市場でECサイト作るポイント

楽天市場でECサイト作るポイント

ECショップを立ち上げて運営で成功させる為には次のようなポイントに気をつける必要があります。

顧客ファーストなページを作る

ECサイトでは、ページの第一印象と訪問者にわかりやすい説明が必要です。

説明文章が多すぎても読んでもらえないでしょうし、写真や絵しかなくても参考になりません。

商品知識がない人が見ても、どんな商品で何に特徴があるのかをすぐに理解出来るページ作成が望まれます。

雑貨であれば全体像の写真や後ろからの写真に加え、想定使用シチュエーションなどの写真を挿入する工夫が必要です。

信頼感を前面に打ち出す

実店舗と異なり、ECサイトは販売者がどのような人なのかわかりません。

そして商品にも触れる事なく購入するので、購入後の不満は避けたいものです。

写真は実際の商品と変わらぬ色合いのものを選ぶ事が必要であり、細かいサイズ感などを記載することも必要です。

洋服であれば参考になる体型のモデルが着用した写真を掲載したり、一般的なMサイズよりも大きめなのか小さめなのかなどを記載するとより信頼感が増すでしょう。

その他にも購入してくれたお客様の実際の声などを載せると良いでしょう。

楽天市場の販促企画に参加して新規ユーザーを獲得

楽天市場では季節ごとや様々なタイミングで販促企画が行われています。

お正月から始まり、バレンタインデー、ホワイトデー、父の日、母の日と季節ごとに商品拡販のチャンスがあります。

それぞれのイベントでは、専用のバナーなどがあり季節商品を購入する新規ユーザーが訪れます。

イベントを行うことでサイトの充実度が増し、より魅力的なサイトに繋がります。

スマホ・アプリに対応した店舗づくり

ECサイトはスマホや専用アプリ経由からの購入が半数以上です。

楽天市場に関しても、スマホからの購入の方が楽天ポイントを貯めやすいので利用者が多いという特徴があります。

スマホでのサイトの見え方は特に注意してページを作成しましょう。

イーモジャパンでの楽天市場でのE Cサイト構築事例や支援事例

イーモジャパンでの楽天市場でのE Cサイト構築事例や支援事例

健康食品メーカー

依頼内容楽天市場の運用
依頼の背景レッドオーシャンと言われている健康食品のカテゴリーで広告を打っても売上がまったく上がらずご依頼しました。
課題楽天の商品画像と広告運用が手探りの状況で1年以上経過してしまった。
お客様の声画像制作をして頂き、その後広告の運用もしていただいた所、ROASが60%から半年後には420%を超えました。
それ以外にインフルエンサーを絡めた施策提案などを楽天スーパーセール前後に仕掛けて頂き、楽天上で過去最高売上も達成しました。

食品メーカー

依頼内容楽天市場の運用
依頼の背景楽天市場に出店して2年ほど経過しましたが、他の業務もあり思ったより着手できず時間が経過してしまったのですが、なんとか売上をあげたいと考えイーモジャパン社にご依頼しました。
課題楽天市場での販促方法とリソース不足
お客様の声楽天市場で月商10万前後を行ったり来たりでしたが、イーモさんにご依頼後は現在の課題点を明確にして頂き、その改善策を実行してもらい平均売上が50万円をこえてきました。
土台作りありきの集客施策など自社でやっていたらなかなか手が回らないことを 実行して頂き感謝です。
今年中に100万円の売上目標を達成できるように引き続き宜しくお願いします。

まとめ

楽天市場でECサイト開設するメリットとは?作り方や知っておきたいポイントまとめ

楽天市場でECサイト開設するメリットと、作り方や知っておきたいポイントについて解説しました。

出店の準備からECサイト公開までの期間を早急におこないたい場合は、有料のサービスを使うのも良いです。

時間があれば無料のテンプレートなどを用いて、前途のポイントを押さえればクオリティの高いECサイトを作ることができます。

もしECサイトの作成に悩んだら、楽天市場のECコンサルタントに相談すると良いでしょう。

イーモジャパンでは、楽天市場での販売支援など行っております。

楽天市場で出店や販売をお考えの方や、出店しているが思ったように成果が上がらないという方は、お気軽お問合せください。

イーモジャパンの経験豊富なスタッフがあなたのEC事業をバックアップいたします。

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