Yahoo!ショッピングで商品を登録する方法や手順とは?便利なツールについて

Yahoo!ショッピングで商品を登録する方法や手順とは?便利なツールについて

Yahoo!ショッピングで店舗を開設できたものの、いざ商品を登録しようと試みた際「どのツールで作成するのか分からない」「何の項目から登録すれば良いの?」などと迷ってしまうこともあるでしょう。

そこで、ここではそのような方の為に、Yahoo!ショッピングで商品を登録する手順や具体的な方法、商品登録するのに便利なツールについて解説します。

目次

Yahoo!ショッピングで商品を登録する流れ

Yahoo!ショッピングで商品を登録するには、ストア運営の専用ツールである「ストアクリエイターPro」を利用して登録作業を行います。

流れとしては以下の通りです。

  1. 「ストアクリエイターPro」へログイン
  2. カテゴリ作成
  3. 商品登録
  4. 出品

Yahoo!ショッピングの専用ツール「ストアクリエイターPro」で商品登録

「ストアクリエイターPro」は、Yahoo!ショッピングのストアを運営する際に管理作業を簡単に行えるようにする運営ツールです。

商品登録の他にも、登録した商品の一括管理や顧客の訪問数推移の把握などもでき、ショップに訪れたユーザーの行動分析もできます。

「ストアクリエイターPro」にログインするには「Yahoo!ビジネスセンター」のページへアクセスし、 Yahoo!JAPANビジネスIDでログインする必要があります。

Yahoo! JAPANビジネスIDでログインする事により、ツールの管理権限者として全ての機能を使用することができます。

商品登録の前にカテゴリ作成を行う

Yahoo!ショッピングで商品登録をする前に、ショップの「カテゴリ」を作成する必要があります。

ここで設定するカテゴリは、自身が運営するショップの商品ラインナップに基づいてユーザーが商品を見つけやすいように設定する項目になります。

設定方法は簡単で「カテゴリ管理」のタブをクリックしカテゴリ一覧の画面を開きます。

「ストアトップ」を選択して「新規追加」ボタンを押し、「ページ編集」タブで新規のカテゴリページの作成画面に移行します。

そこでカテゴリ名を入力して保存することで設定完了です。

Yahoo!ショッピングで商品登録する為の必須項目

Yahoo!ショッピングで商品登録する為の必須項目

Yahoo!ショッピングで商品登録する項目は複数あります。

その中で必須として指定されている項目は3種類です。

①商品コード(ページID)

「商品コード」として入力された情報は、そのまま「ページID」として設定されます。

他の商品と異なるということを認識させる重要なコードです。

他の商品と同じ商品コードは使用できず、半角英数字と半角ハイフン99文字以内の任意文字列で設定し入力します。

「商品コード」で登録した文字列がそのまま「ページID」となり、「ページID」がそのまま商品ページのURL末尾に使用されます。(ページIDが大文字の場合、小文字に変換されて登録されます)

商品コード設定の注意点

商品コードの設定では注意すべき点があります。

一つ目は、大文字を使用してはいけないということです。

大文字を使用すると、前述のように小文字に変換されるので商品コードとページIDが一致しない現象が起きます。

もう一つは、文字列を「数字-英字」のような文脈で構成してはいけません。

CSVデータとして売上データをダウンロードした際に、日付に変換されることがあります。

(例)「Fe-01」の場合には、2/1に変換されることがあります。

②商品名

「商品コード」同様に必須項目として「商品名」があります。

商品名は全角で75文字(半角150文字)以内に設定し入力します。

装飾語などは使用せずに、商品名の正確な情報を入力してください。

Yahoo!ショッピング内での検索対象の文言なのでキャッチコピーなども使用しません。

キャッチコピーを入力したい場合は、別の項目個所で挿入できるのでそこで入力すると良いです。

③通常販売価格(税込)

通常販売価格(税込)も入力必須項目になります。

メーカー希望小売価格(税込)、セール価格(税込)も必要によっては入力することができます。

どの価格も半角数字で8文字以内に設定し入力します。

販売価格表示の注意点

販売価格は前述のように、通常販売価格、メーカー希望小売価格、セール価格の3種類表示させることができます。

その為に、ユーザーが混同しないように表示には以下の条件が設けられています。

メーカー希望小売価格

メーカー希望小売価格を表示する場合は、基本情報タブの「エビデンスURL」を入力する必要があります。

「エビデンスURL」とは、あらかじめカタログやパンフレット、新聞広告などに商品本体へ価格の印字がされているキャプチャ画像のことを指します。

消費者向けにメーカー希望小売価格が提示されているURLの入力が必要になります。

それとともに、CD、音楽ソフト、DVD、映像ソフト、本、雑誌、コミックなどの配下カテゴリの「プロダクトカテゴリ」コードの入力と「JANコード」の入力が必要になります。

この条件を満たせないと表示することができません。

セール価格

セール価格が表示できる期間は2週間限定です。

通常販売価格とセール価格を両方表示させる場合には、通常販売価格は「特価開始時点から遡る8週間のうち、4週間以上販売していた実績にある価格」で、かつ「セール開始の時点において、最後に販売された日から2週間が経過していない価格」を入力する必要があります。

景品表示法の規制に抵触することのない範囲に価格を設定して表示します。

販売期間の入力がないと通常販売価格しか表示されません。

【参考】Yahoo! JAPANストアクリエイターPro テスト環境(SandBox)マニュアル

Yahoo!ショッピングの商品画像登録は注意が必要

Yahoo!ショッピングの商品画像登録は注意が必要

商品登録するのに必須項目は前途の内容になりますが、Yahoo!ショッピング内の検索で上位を狙うならルールを守った画像の登録が必須です。

ルールを逸脱していると検索結果ページに商品画像が表示されません。

商品画像

商品画像は商品ページの1枚目に表示される大切な画面です。

Yahoo!ショッピング検索結果一覧にも表示されるので、検索するユーザーにとってはページを開くに値するか決める重要な要素です。

2023年1月26日以降にYahoo!ショッピングの仕様が変更になり「商品画像」が登録されていない場合は、ユーザーが商品を探す際に閲覧するページ上に表示されないことになったので、必ず登録するようにしましょう。

画像は2枚目以降で最大20枚設定することができるので、イメージが湧く写真を追加すると良いです。

商品画像使用に伴う注意事項

商品画像では、JPEGもしくはGIFの形式で縦3024px×横4032px以内の大きさを使用すると決められていますが、その他にも以下の注意点があります。

  • 背景に関しては商品と一緒に撮影された背景もしくは、単色白背景カラーコード「#FFFFFF」を使用する
  • 写真に枠線は入れない(1辺でも線があると枠線判定となる)
  • 商品画像は写真の中央に配置する
    • 全体余白は上下左右5% (商品画像「1200px」の場合「60px」以上)
  • 商品画像内のテキスト要素を、全体の20%以内に抑える
  • 禁止事項として次の記載はNG
    • ストア名、商品名、送料無料、商品価格、ポイント、値引きやクーポン情報、配送情報、他のサイトでのランキング情報

Yahoo!ショッピングの商品登録を簡単にする専用ツール

Yahoo!ショッピングの商品登録を簡単にする専用ツール

Yahoo!ショッピングで商品登録するには「ストアクリエイターPro」を使用しますが、商品数が多くなってくると登録作業や商品管理が大変になってきます。

そこで次に商品の一括登録や編集できる専用のツールをご紹介します。

無料のツール①GoQSystem

実際の店舗運営で培った現場目線のデータを活用した「あったらいいな」の便利機能を盛り込んで通販業務を効率化するクラウド型の一元管理システムです。

Yahoo!ショップ以外にも各モールやショッピングカートと連携して、通販業務を一括で管理することができます。

自動処理機能で業務の80%を自動化できるので、単純作業の労力削減ができます。

月額完全無料のプランから、充実した機能を利用できる月額64,000円のプランまで幅広くあります。

無料プランは受注売上50万円(受注件数/100件)までの上限があります。

無料のツール②CSVエディター

Yahoo! JAPANコマースパートナーがリリースしているYahoo!ショッピングオフィシャルのCSVエディターです。

商品の一括編集に欠かせないテキストファイルであるCSVファイルの編集が可能なツールです。

CSVエディターでは、Yahoo!ショッピングの商品更新データであるCSVを簡単に編集することができます。

複雑な機能はなく、編集前と後のCVSデータをそれぞれDLできるので編集途中で問題が発生しても簡単に元に戻せます。

完全無料のサービスです。

有料のツール①クロスマ(受注管理・自動出荷システム)

クロスマは、ECショップ運営に必要な作業をほぼ全てを自動で完結させてくれる業界唯一のオールインワンシステムとなります。

商品や在庫の一元管理だけではなく、出品禁止商品や制限のある商品を自動で判別してくれます。

ショッピングモールの初期設定から開店審査までのサポートにまで対応しており、自社オリジナルテンプレートを活用したストアデザインも格安の15,000円(税別)で代行してもらえます。

ツールの料金は、月額14,800円のシンプルな料金設定で利用することができます。

月間の受注件数が600件を超える場合におすすめで、多くの他のツールより安価に使用できます。

有料のツール②ネクストエンジン

ネクストエンジンは導入実績業界No.1のツールで、設定によっては90%以上の受注が自動で可能です。

ECショップモールと連携できるシステムでは業界最大級で、一人で運営をしていても1日2,000件の受注対応が可能です。

アプリによるカスタマイズも可能で、将来的にECショップ運営の方法を変えてもシステムの変更をする必要がないので、売上業務に専念することができます。

料金は受注件数200件まで3,000円で利用することができ、超える分は従量課金制となります。

イーモジャパンでのYahoo!ショッピング運用支援事例

日用品メーカー

依頼内容Yahoo!ショッピング運用代行
依頼の背景出店手数料が無料になった2020年に開店しましたが、社内で詳しい担当がいない中、月商は横ばいでした。主力商品のおかげで50万円の平均月商を保ってたが、競合店が増えたため売上が減少し本腰をいれたく運用代行の会社を探しておりました。
課題他モールでは月商200万円ほどの売上があったので、Yahoo!ショッピングでも売上が伸びると期待しましたが、1年くらいは月商30万円を超えることができずに苦戦しました。
お客様の声弊社が取り扱っている商品はモールによって客層や売れる商品も違ってくるため、販売チャネルは多く持つことがイーモさんのおかげで実感しました。
実績一覧https://www.eeeemo.co.jp/lp-2#zisseki

まとめ

Yahoo!ショッピングの商品登録は、管理画面である「ストアクリエイターPro」で作業をします。

商品登録に必須な入力項目が多数ありますが、どれも Yahoo!ショッピングで検索した際に読み込んでもらう必要な情報です。

正確な情報を入力してSEOの上位を狙えるようにしたいものです。

また、出品商品数が多くなると既存の管理ツールでは時間がかかりすぎるので、運営しているショップを拡大させたい場合は早めに管理ツールを使用することで労力を削減できるでしょう。

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